本邦初となる鉄道の開業から150年。この間に国土を縦横に貫く鉄路は拡大を続けてきた一方、足元では過疎化などにより苦境にあえぐ路線も少なくないことは、14日付小紙霧灯欄でも触れた通りだ。1世紀半の日本の鉄道史を彩る話題に「改軌論争」がある。自動車のトレッドに相当する軌間は当初1067㍉㍍の「狭軌」に定められたが、国際的に主流で輸送力にも優れる143…