天然ゴム合成酵素の分子構造(①)は開始末端にトランス型の繋がりが必要だが、トマト由来のバイオポリマー(③)は全てシス型で繋がる。耐摩耗性などの向上が期待されるという

住友ゴム工業がタイヤの主原料である天然ゴム資源の安定調達に向けて、天然ゴムの大部分を担っているパラゴムノキを品種改良し、採取する原料を増やす研究を加速している。天然ゴムはパラゴムノキの幹に傷をつけることで得られる樹液(ラテックス)を酸で凝固することで製造する。パラゴムノキの約8割が東南アジアの熱帯地域に集中しており、病害などの調達リスクが高い。同…