完成車の減産が続き、輸出も減少している。それに伴い、自動車専用船の運航数も減少しており、船腹(貨物積載スペース)不足が発生している。こうした中で川崎汽船は、需要増加が見込まれる電気自動車(EV)の安全輸送対策を整えるなど、新たな取り組みを進めている。同社の自動車船事業を担う五十嵐武宣常務執行役員に現在の海上輸送の現状や同社の方針などを聞いた。取材…