3年ぶりの開催で多くの参加者を見込む(写真は前回の様子)
今年も熱戦を見込む(同)

 三宅島スポーツ振興会(井澤幸男理事長、東京都三宅村)と東京都三宅村(櫻田昭正村長)は11月12、13日の2日間「WERIDE(ウィライド)三宅島エンデューロレース」を開催する。新型コロナウイルス感染症により中止していたので、今回は3年ぶり11回目となる。三宅島の大自然を活用したレースコースの設定に加え、今年は電動バイクの普及啓発やレース翌日のオプションツアーの内容を充実させるなど、さまざまな企画をそろえた。

 同レースは、2000年に発生した三宅島噴火災害の復興イベントとして開催している。コロナ禍のため2年連続で開催を見合わせていたが、感染状況を考慮し、今年は開催する方向で調整を進めている。

 11回目となる今回は、三宅島の観光振興を趣旨にイベントを開催する。レースは三宅島の大自然を満喫できる内容とした。コースに含まれる溶岩帯は国立公園に指定されているため、エンデューロレースの時しか走行できないという。

 参加台数は130台/130チームを予定しており、初心者から上級者までクラス分けする。また特別商品として、カワサキ「KLX110L三宅島デカール特別仕様」を2台用意し、抽選で男女1人ずつにプレゼントする。

 また、同時開催するイベントでは、レース会場に電動バイクの展示と試乗会を行うなど、二輪車のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)への取り組みにつなげる。子ども向けバイク教室なども実施し、バイクの魅力を発信する考えだ。

 レース翌日は、オプションツアーとして、観光バスツアーとジオスポット見学ツアーに加え、今年は新たに雄山火山体験入山とボルタリング体験をツアーメニューに組み込んだ。島市も開催し、三宅島の特産品販売も実施する。