CX-60と開発責任者の和田宜之氏

 マツダは22日、「CX―60」の予約受注を24日から開始すると発表した。48ボルトマイルドハイブリッドシステムを搭載した「e―スカイアクティブD」を9月に、プラグインハイブリッド車(PHV)、ディーゼル車、ガソリン車は12月にそれぞれ発売する。マツダ初となるPHVは価格を539万円(消費税込み)からに設定し、チャデモ規格の急速充電に対応する。

 48ボルトマイルドハイブリッド車は、排気量3.3リットルの6気筒ディーゼルエンジンにモーターを組み合わせ、価格を505万4500~547万2500円に設定した。モーターを併用することで、「CX―3」や「CX―5」のディーゼル車を上回る21.1キロメートル/リットルの燃費を実現した。最大トルクは550ニュートンメートルとマツダ車の中でも最大となる。

 PHV「e―スカイアクティブPHEV」には17.8キロワット時のリチウムイオン電池を搭載し、価格を539万~626万4500円に設定した。マイルドハイブリッド車とPHVを上級グレードに位置付ける。

 このほか、6気筒ディーゼルエンジンを搭載する「スカイアクティブ―D3.3」は323万9500~465万8500円、排気量2.5リットル4気筒ガソリンエンジンを搭載する「スカイアクティブ―G2.5」は299万2千~407万円に設定した。