民主党が掲げる高速道路の無料化が、衆院選の勝利に果たした役割は大きい。暫定税率の廃止と合わせ、自動車ユーザーを中心に、国民への訴求力が相乗作用的に高まったためだ。一方で、道路を始めとする公共事業の大幅な見直しも必至。ただ、公共事業の多くは、国民の生活や経済を支える社会資本の整備、維持が目的であり、無駄とそうでない部分の判断を誤り削減のみが先行すれ…