特装とモータースポーツのノウハウを融合(ニスモのレース車両)

 日産自動車は17日、関連会社のオーテックジャパン(片桐隆夫社長、神奈川県茅ケ崎市)と、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ、社長は片桐氏が兼務、横浜市鶴見区)を統合し、2022年4月1日付で新会社「日産モータースポーツ&カスタマイズ」を設立すると発表した。オーテックが特装事業、ニスモがモータースポーツでそれぞれ培ったノウハウ、技術力の相乗効果を引き出す体制を構築してブランド力を一層強化し、グローバルに事業拡大を目指す。

 新会社は本社をオーテックの本社所在地に置く。片桐氏が代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)に就く。資本金は4億8千万円。従業員数は600人。

 特装事業とモータースポーツ事業、部用品開発、日産からの受託・請負事業を手がける。本社所在地にオーテック事業所を、ニスモの本社所在地にニスモ事業所を構える。

 オーテックは1986年設立、特装車や部用品の企画、開発、生産、販売などを行う。2017年にはチューニングカー「ニスモロードカー」を企画・開発する「ニスモカーズ事業部」を設立した。

 ニスモは1984年設立で、レース事業やカスタマーレーシング事業を手がける。