スバルは7日、「レガシィ アウトバック」を7年ぶりに全面改良して発売した。パワートレインやプラットフォームを刷新したほか、3次元高精度地図を活用して渋滞時にハンズオフ走行もできる高度運転支援システム「アイサイトX」を全車に標準装備した。発売初年度は月間1200台の販売を目指す。
レガシィ アウトバックは、第2世代の「レガシィ」から設定されたSUV。開発責任者の村田誠氏は「当社のSUVのフラッグシップモデル」と位置付ける。
6代目となる新型は、ハンズオフ走行やカーブ前速度制御などができるアイサイトXを初めて全車に標準装備。パワートレインには、「レヴォーグ」などに採用する1・8リットル水平対向直噴ターボエンジンを採用し、中低速域での加速性能を高めた。
また、スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造を組み合わせ、車体ねじり剛性を従来モデル比で70%高めるなどして動的質感を向上。衝突時に衝撃を分散させる骨格構造「セカンドロードパス」や歩行者保護エアバッグ、衝突検知後にブレーキを制御して対向車線への逸脱を防ぐ「ポストコリジョンブレーキコントロール」などを採用し、衝突安全性能も総合的に高めた。
グレードは、アウトドア仕様の「XブレークEX」と上質感を重視した「リミテッドEX」を設定。価格は、XブレークEXが414万7千円、リミテッドEXが429万円(いずれも消費税込み)。