スバルは31日、2019年に北米市場に導入した「アウトバック」の特別仕様車「アウトバックウィルダネス」を米国で発表した。専用サスペンションやオールテレーンタイヤを組み合わせ、アウトドアシーンでの走破性を強化した。

 2.4リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンを標準装備し、フル電子制御自動無段変速機(CVT)は極低速時のトラクション性能を強化した。バンプストローク量の大きい専用サスペンションの採用により、未舗装路での衝撃吸収や路面追従性も向上。最低地上高は標準モデルの8.7インチから9.5インチまで高めた。

 積載力を向上させたルーフレールや左右両方に装着したけん引フックなど専用装備を備え、アナダイズドイエローのアクセントカラーを随所に配置した。内装はブラックとグレーのダークトーンで全体をコーディネートし、防水性を備えたシート表皮も採用した。

 スバルの20年暦年の米国販売(61万2千台)のうち、アウトバックは15万3294台と4分の1を占める。現行モデルは6代目。