アライAA関西会場の営業スタッフ
関西会場はバントラや建機、産機などアライAAの全商材を扱う唯一の会場
積み降ろしスロープやAAルームなど利便性向上への取り組みにも注力

 荒井商事が運営するアライオートオークション(アライAA)関西会場は、2020年7月に開設して2年を迎えようとしている。昨夏は待望のAAルームを開設するなど会員の利便性向上を図っており、関西での注目度は高い。2月の出品台数は前年同月比で200%超えを記録した。毎週新鮮なタマに入れ替わる効果もあり、成約率はバントラ(バン・トラック)61%、建機89%、乗用車98%と高水準を維持している。関西会場の営業スタッフに強みや展望などを聞いた。

 ―関西会場の売りは

 「乗用車やバイク、バントラ、建機などアライAAが扱う全商材を出品・応札できます。特にメインで扱うバントラや建機は輸出向けのタマが多く、競り上がりが活発で高値を付けることもしばしばあります。アクセスの良さも自慢です。阪神高速4号湾岸線の天保山出口から約10分で到着できます。公共交通機関だと、JR大正駅からバスで約20分です」

 ―活発な競りの要因は

 「近隣では、乗用車のAA会場でもバントラの出品台数が多いところや、産業機械などを扱う会場もあり、他会場との明確な差を出す取り組みを実践しています。検査での独自の展開や細やかな動作確認もしています。トラックの上物検査では関西会場独自で『コンディションシート』を作成、会員に開示しています。建機は検査の際、動作確認やガタつき確認まで実施します。下見画像は最大25カットを掲載し、細部まで確認できる工夫を行っています。一つ一つの積み重ねで、ネットからや会場間の応札につながっていると考えています」

 ―利便性向上の取り組みは

 「搬入出は24時間対応(建機の搬出は午前9時~午後5時)しています。積み降ろしスロープやフォークリフトも完備し、午前9時~午後5時の間は搬入出の際に利用可能です。関西会場独自の取り組みで、建機は落札後30日間の保管を無料で承っています。昨夏に新設したAAルームは会員様の『情報交換』の場にもなっており、多いときは15社ほどの利用があります」

 ―今後の展望は

 「関西でさらなる存在感を示すためにも、まずは近畿2府4県での利用促進を行い、安定した利用率を目指したいと考えています」

〈営業企画〉