マツダが12月25日に発表した2019年11月の生産・販売実績によるとグローバル販売が前年同月比1.3%減の12万4157台と、2カ月連続マイナスとなった。

米国販売はCX-5やCX-9の販売が好調で同18.0%増の2万4374台となり、11月として過去最高となった。中国も新型マツダ3の投入や一部モデルの商品を改良した効果で同12.8%増の2万1634台と5カ月ぶりにプラスに転じ、マツダ3やCX-30の販売が好調な欧州が同21.7%増の2万5812台と好調だった。

このため、海外販売は同3.2%増の11万1256台と前年を上回った。ただ、国内販売はCX-5、CX-3、マツダ2の販売が落ち込み、同28.2%減の1万2901台と大幅マイナスとなったことが全体の足を引っ張った。

グローバル生産は同11.6%減の13万3407台と、3カ月連続マイナスとなった。国内販売の低迷でCX-5、CX-3を減産していることなどから国内生産は同14.6%減の8万1316台と2カ月連続前年を割り込んだ。

海外生産は東南アジアの新車需要の低迷で、CX-3、マツダ2を生産しているタイが同38.3%減の8763台と大幅マイナスとなった。メキシコは、9月26日からCX-30の生産を開始したものの、マツダ3の不振やトヨタブランドのモデルも落ち込み、同3.6%減の1万5925台だった。中国は同9.5%増の2万7403台と、3カ月ぶりにプラスだった。海外生産合計は同6.5%減の5万2091台と、17カ月連続マイナスだった。