2019年のエネルギー業界の話題の中心は蓄電池だったと言える。旭化成名誉フェローの吉野氏がリチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞し、蓄電池の話題がお茶の間をにぎわせたことは記憶に新しい。専門紙や経済紙だけでなく一般紙においても、蓄電池を用いた電力融通や再エネ電源との連携などの話題が取り上げられ、蓄電池の認知度の向上につながった。認知が高ま…