ヤマハ発動機は、ソニーと共同開発したエンターテインメント用車両「SC―1」を使用したサービスを11月1日に開始すると発表した。第1弾は、車両周辺の状況に応じた拡張現実映像を室内や車体側面に設置された高精彩ディスプレイで楽しめるエンターテインメントサービスを沖縄県のリゾート施設などで実施する。両社は今後、サービスの内容や対象施設を拡充する考え。

 SC―1は、4K液晶モニターを車内に1台、車外に4台設置するとともに、フルサイズCMOSセンサーやLiDAR、超音波センサーを搭載した低速自動運転車両。車内のモニターには、周辺の映像を高精細に表示するだけではなく、拡張現実(AR)でエンターテインメント映像を映し出す。

 11月に開始するサービスの名称は「ムーンライトクルーズ」。名護市の「カヌチャベイリゾート」と沖縄市の「東南植物楽園」で実施する。