ディー・エヌ・エー(DeNA)とSOMPOホールディングスの合弁会社のDeNA SOMPO Mobilityは、カーシェア用の自動車を無料で貸与される「エニカ・オフィシャル・シェアカー」を、東京都内9区、15台でサービスを開始したと発表した。

エニカ・オフィシャル・シェアカーは、DeNA SOMPO Mobilityがカーシェア(レンタカー形態)用の車両をオーナーに0円で貸与する。車両は個人間カーシェア「エニカ」に登録され、カーシェア車両として利用される。

車両の貸与を受けたオーナーは、駐車場の提供と、洗車やガソリン補給など、車両を管理することで、クルマを購入することなく、一定時間マイカーのように貸与された車両を利用できる。オーナーは駐車場代相当額と他のドライバーがクルマを利用した際のカーシェア料金の10%分のポイントが付与され、貸与されたクルマはポイントの範囲内なら無料で利用できる。

また、車両には、カーシェア受け渡し用の機器が取り付けられており、カーシェア時は無人受渡が可能。

同社では、0円マイカーのオーナーを募集したところ「想定を上回る」多くの申し込みがあったという。同社では、応募の中から駐車場のロケーション、希望車種などから車両を貸与するオーナーを選定、今回、東京都内9区を対象に15台提供を開始、まず40台順次提供する予定。個人間カーシェアのニーズの高い都心部から提供する。

カーシェア料金はトヨタの「プリウス」や日産の「セレナ」などのベーシッククラスが1時間800円から、メルセデス・ベンツの「Gクラス」やレクサス「NX」などのプレミアムクラスが1時間1200円から利用可能。