ダイハツ工業が7月30日に発表した2019年上半期(1-6月)の生産・販売実績は、海外生産、国内生産ともに上期として過去最高となった。

世界生産は、前年同期比2.9%増の83万9804台だった。海外生産はインドネシア、マレーシアでトヨタ自動車向けのOEM(相手先ブランドによる生産)などが増加し、3期連続で前年を上回った。

国内生産はタントが増加するなどしたことから2期ぶりにプラスに転じた。

海外生産は同4.5%増の36万6226台、国内生産は同1.7%増の47万3578台だった。世界販売台数も1.4%増の55万5644台となり、3年連続で前年同期を上回った。

一方、6月単月の実績は伸び悩んだ。特に主力のインドネシアは選挙による買い控えで販売台数が前年同月比20.4%減少し、マレーシアも同18.1%のマイナスだった。