ソフトバンクグループは7月26日、AI(人工知能)を駆使して事業を展開する先端企業に投資するファンド「ソフトバンクビジョンファンド」(SVF)の第2弾を設立すると発表した。新しいファンドにはすでに合計1080億ドル(約11億7000万円)の投資が決まっており、アップルやマイクロソフトが出資する。

10兆円規模となったSVFの1号ファンドは、AIを使って新しいビジネスを展開する新興企業に投資、ウーバー・テクノロジーズなどのライドシェアにも出資した。

「SVF」の2号にはアップル、マイクロソフトのほか、フォックスコン・テクノロジーグループ、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、第一生命保険、カザフスタン国立銀行投資公社、スタンダード・チャータード銀行、台湾の大手投資家などが出資の覚書を締結している。その他の投資家とも出資に向けて交渉している。SVFの1号に大口出資したサウジアラビアの政府系ファンドは現時点で出資は決まっていない。

SVF2も「市場をリードする成長企業に投資して、AI革命を持続的に加速する」としている。