東レは、高温高圧釜を使用せずに高品位で力学特性に優れた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成形体を得られる、航空機一次構造部材向けの新規プリプレグ(シート状中間素材)を開発したと発表した。数十億円ともされる高温高圧釜の初期設備投資を必要としない上に、現行材と同等の力学特性を担保する。航空機向けには2030年頃の実用化を見込む。一方で、高級車を中心…