プロトタイプの様子。ロボットアームがべベルギアを掴み、カメラの前で回転させる。その画像を基にコンピューターが良品かどうかを判定する

武蔵精密工業が、ベテラン作業員の目視に頼っていた品質検査を、人工知能(AI)に置き換える取り組みを進めている。熟練検査員のカンやコツで確保してきた品質検査を機械で自動化することで、体調などに左右される人間のブレを補うとともに、効率化する狙いがある。ABEJA(アベジャ、岡田陽介社長、東京都港区)のサポートも受けて、本格的なプロジェクト始動から半年…