大学の研究室を取材していると、最先端技術に触れる機会がある。その内容は自動運転の制御であったり、バーチャルリアリティー(VR)であったり、さまざま。「そんなことができるほど技術が進化したのか」と感心することが多い◆しかし、感心するだけではすまない人がいる。例えば、新技術の開拓に取り組む企業の担当者だ。ある研究室で同席した担当者が「すごい技術だが、…