2016年に厚生労働省が行った人口移動調査では、居住地が5年前と異なる人は22・4%で、5年前の調査と比べ2・3ポイント減った。高齢化が都市部への人口流入を抑制しているためだ。しかし全世代の平均値であり、老いも若きもというわけではない◆数で勝る高齢者が動かなければ、そんな結果が出るだろう。進学や就職で出生地を離れた後、再び戻った「Uターン者」は、…