巡回展の最後となる「東京展」(会期は8月27日まで)では初期から晩年までの約200点余り(前期と後期で作品66点を展示替え)を展示。山岳画家でもあった吉田博は世界各地の風景を取材し、水彩、油彩、木版画それぞれの作品を発表している

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(東京都新宿区西新宿1―26―1)が「吉田博展」を開いている。明治から昭和にかけて活躍した風景画の第一人者、吉田博(1876~1950)の生誕140年を記念した回顧展だ。副題に「山と水の風景」を掲げ、初期から晩年までの約200点余り(前期と後期で作品66点を展示替え)を展示する。山岳画家でもあった吉田博は世…