厚生労働省は、２０１６年版「労働経済の分析」（労働経済白書）をまとめた。１９年ぶりの低水準にある完全失業率や高水準の有効求人倍率、非正規から正規雇用への転換が進んでいることなどを引き合いに「雇用情勢は着実に改善した」としつつ、人口減少をにらみ、高齢者の雇用環境をさらに整えたり、労働生産性を高めたりする必要性を指摘した。完全失業率は１５年度平均で３…