円高が急速に進行し、自動車メーカーの業績に不安感が漂い始めた。円相場は日銀がマイナス金利政策の導入を決定した1月29日の1米ドル=121円台半ばから、約2週間で11円近く上昇し、11日には一時110円台に突入した。今期の業績には為替差益が反映されてきたが、このまま円高が進むと通期の業績にも影響しかねない。さらには来期以降の見通しも難しくなっており…