販売競争の激化が利益を圧縮した側面もある

「OEM(相手先ブランドによる生産)供給は増えたが、売り上げ単価も下がった。国内の競争が反映されており、軽自動車全体の競争が激しくなっているのは間違いない」(スズキの長尾正彦常務役員)。消費増税前に発生した駆け込み需要によって4月以降の反動減で国内新車市場は全体的に低調だった。その中で、販売台数が高水準で推移し、反動減の影響が最も軽微だった軽自動…