このところホンダの変調に関する記事を目にすることが多い。ハイブリッドシステムの相次ぐリコール、タカタ製エアバッグの問題、国内販売の減速、そして16年度に600万台と打ち出した中期計画と現実のギャップ―たしかに、ネガティブな要素はいくらでもある◆悪いことが重なった面もあるのだろう。しかし、ホンダの心ある人たちは相当に危機感を覚えているのではないか。…