今年のF1イタリア・グランプリは、いくつかの意味で歴史に残るレースだったような気がする。まず優勝したのがスクーデリア・トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテルという若手ドライバーだったことだ◆2007年、弱冠19歳の若さでF1デビューを果たしたベッテルは、21歳と73日というF1史上最年少で勝利をつかみ取った。「音速の貴公子」と言われた故アイルトン・…