古来の雰囲気のもと、野外能を堪能―。奈良が発祥の古典芸能である薪御能(たきぎおのう)。野外能のルーツとされ、例年5月に開催し古都奈良に初夏の訪れを告げる。興福寺南大門前で演じられてきた伝統行事で奈良市指定文化財として親しまれてきた。奈良トヨタの菊池攻社長はこの薪御能の保存や伝承、育成を使命とする「薪御能保存会」の会長を務める。21日の南大門の儀で…