市光工業は5日、インド・タタ・グループ傘下のタタ・オートコンプ・システムズ(TACO)と合弁契約を結んだと発表した。インドで照明製品の製造や販売などを行う合弁会社を設立する。設立時期は未定。将来的な成長が見込まれるインド市場に参入し、現地の自動車メーカーなどへの拡販につなげる狙い。
合弁会社は、市光工業の親会社ヴァレオの現地子会社であるヴァレオインディアの照明機器事業を買収し、自社の事業に加える予定。買収契約の締結は9月を見込んでいる。
市光工業とTACOの出資比率は互いに50%で、合弁会社の名称や代表者は未定。TACOは1995年に設立され、タタ・グループの自動車部品部門を担っている。市光工業は、TACOの現地ネットワークとヴァレオの技術力のシナジー効果を生かし、現地での拡販を目指す。
市光工業の2025年12月期の連結業績見通しへの影響は軽微としている。