豊田自動織機とコカ・コーラボトラーズジャパンは、トラック荷役に対応した自動運転フォークリフトの本格稼働をコカ・コーラボトラーズジャパン白州工場倉庫(山梨県北杜市)で始めた。今後は、特に人員確保が難しい夜間の出荷体制を強化するため、昼夜を問わず稼働可能な運用を進める。
運用は9日に開始。豊田自動織機が開発したフォークリフトは、3次元LiDAR(ライダー、レーザースキャナー)を備えたトラック荷役対応自動運転フォークリフトとして日本初となる4本フォークタイプだ。
両社は2024年9月に実証を始め、自動荷役の精度向上に取り組んできた。トラックへのアプローチ制御やフォークを左右に動かす「サイドシフト機構」を改良し、パレット間に隙間をつくらず積載する技術を確立。有人作業と同水準の積み付け品質を保つことを可能とした。