高関税が回避できなければ中長期的に現地化は加速しそうだ(トヨタの米国工場)

自動車メーカー各社が〝トランプ関税〟の影響を読み切れず困惑している。今は日米関税交渉を注視するが、合意内容が見通せない上に、関税政策自体も二転三転し「合理的に先行きを算定する状況にない」(マツダの毛籠勝弘社長)。このため、トヨタ自動車は4、5月に限って関税影響を業績見通しに含め、マツダは通期見通しを示さなかった。各社は、追加関税前の流通在庫が底を…