公道の急速充電器
eモビリティパワー(幸加木英晃社長、東京都港区)は30日、2024年度の充電器の整備実績を発表した。急速充電器の口数は23年度末の実績に比べて7.8%増の9814口に、普通充電器は同18.8%増の1万5511口となった。
高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)には新たに317口を設置。同時に充電する車両が2台以下であれば、1口当たり最大150㌔㍗で充電できる4口タイプの新型急速充電器「赤いマルチ」は14カ所のSA・PAに導入した。
これ以外では903口の急速充電器を新設もしくは更新した。出力の内訳は1口最大150㌔㍗が52口、90㌔㍗が410口、50㌔㍗が441口。チャンネル別ではコンビニが618口で最も多かった。公道の急速充電器は3口増加し、計8カ所となった。
24年10月に神奈川県で実証実験を開始した従量課金制は25年3月末までに165人のユーザーが利用した。モニターに応募したカード会員とビジター客を対象に実施していたが、4月以降はビジター客に利用を限定して実証を継続しているという。