4年連続トップの「N-BOX」

2024年度の車名別国内新車販売(登録車と軽自動車の合計)は、ホンダ「N-BOX(エヌボックス)」が4年連続で首位だった。底堅い需要に対して安定供給できたことで、全車種の中で唯一20万台を超えた。24年度は、認証不正や部品不足に伴う出荷停止が頻発したことで、単月のランキングでは順位が頻繁に入れ替わっていたが、年度合計では例年通りの車種が上位に並んだ。

日本自動車販売協会連合会(加藤敏彦会長)と全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)が4月4日に発表した。エヌボックスは23年秋にフルモデルチェンジしたため、売れ行きはやや鈍ったものの安定した人気を集めた。2位は4年連続でトヨタ「ヤリス」。「ヤリスクロス」の出荷停止などで24年4~9月は減少したが、10月以降は巻き返しを図った。3位はスズキ「スペーシア」がランクインした。

登録車のランキングではヤリスが5年連続の首位。トヨタ「アルファード」は供給増加で、23年度の17位から6位に順位を上げた。