日本ペイントは、「BEYOND NOW」をテーマに〝鈑金塗装業界の課題解決を図り、お客様と共に未来を作る〟という思いを訴求する。水性塗料と溶剤塗料を最適に組み合わせることで、「環境対応」と「作業性」の両立を実現するハイブリッドな水性システムの展示や塗装実演を行い、製品の認知度向上を図る。

 注目製品は、2024年12月に発売したUV(紫外線)パテの「nax UVライトベール」だ。従来の2液硬化型ポリエステルパテの概念を覆し、時短での硬化や可使時間を気にせずに作業することを可能とした。

 また、今年1月に発売したハイソリッドクリヤー「nax プライムクリヤーシリーズ」からも目が離せない。超速乾型「QDクリヤー」は、塗装後の強制乾燥時間が40℃×10分、その後常温で40分放置することでポリッシュが可能で、塗装ブースでの滞留時間の削減が可能だ。高外観型「SGクリヤー」は、平滑で優れたつやを示すことから、乾燥後の磨き工程にかかる時間の削減が見込める。

 同社は製品コンセプトに「Easy×Exciting×Ecology×Engagement」を意味する「E3 Plus(イーキューブプラス)」を掲げる。ユーザーと共にSDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指す提案にも力を入れる考えだ。