三井化学は、カーボンニュートラル(CN)やサーキュラーエコノミー(CE)、デジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献する製品や技術を提案する。ブースでは見て、触れるなど五感を刺激する展示がポイントの一つ。サンプルや製品の展示だけでなく、同社の技術を搭載することで起き得るイノベーションなどのイメージが沸くようなブースを指向する。さらに、通路沿いの特設コーナーにて、CN、CEの取り組みを訴求する。

 初出展は「FTR®」「タケネート®」「ハイワックス™」「デジタルサイエンスラボ®」「3Dプリンティング材料」の5つ。例えばFTRはエコタイヤの制動性に背反する耐摩耗性やころがり抵抗のバランスを良化し、耐久性や低燃費に貢献する。

 研究開発部門と生産・技術部門のDXを推進するために開設したデジタルサイエンスラボについては、開催期間中にPCを用いてデモンストレーション形式で紹介する予定だ。

 モノマテリアル化や易解体をコンセプトとした展示もあり、「アドマー」はバンパーなどPP部材のリサイクル材の物性改良に寄与する製品として紹介する。