25年からインドで発売する電動二輪車「アクティバイー」
ホンダは28日、インドに電動二輪車の専用工場を新設すると発表した。インドで需要が多い排気量110cc相当の電動二輪車を2028年から生産し、輸出も検討していく。専用工場とすることで生産効率を上げ、車両の価格競争力を高める。
同日、本社(東京都港区)で二輪事業説明会を開いた。専用工場は、インド南部のベンガルールにある既存工場の敷地内に設ける。投資額などは非公表。組み立てラインは内燃機関車と比べ半減させ、自動化を進めて生産の効率化を目指す。電動モデル間でモジュール(複合部品)の共通化も進め、コスト削減を図る。
三原大樹執行職は「(ベンガルールは)電動二輪車の市場がすでに出来上がっている。既存工場に設けるのが最適だと判断した」と語った。
ホンダは、30年までに30車種の電動二輪車を世界で発売し、年間400万台の販売を目指している。これまでに13車種を発売済みだ。