豊田自動織機は２９日、トヨタ自動車の寺師茂樹エグゼクティブフェロー（６９）が会長に就く人事を内定したと発表した。６月開催予定の定時株主総会と取締役会を経て正式に決定する。豊田鐵郎会長（７８）は相談役、大西朗副会長（６６）は取締役に就く。高木博康執行職は「電動化など、当社が今後前に進むための布陣だ」と説明し、認証不正問題を受けての現経営陣の引責は否定した。
寺師 茂樹氏（てらし・しげき） １９８０年神戸大学大学院修士課程工学研究科専攻修了、同年トヨタ自動車工業（現トヨタ自動車）入社。２００８年常務役員、１１年トヨタモーターエンジニアリングアンドマニュファクチャリングノースアメリカ社長兼ＣＯＯ、１３年トヨタ専務取締役、１５年取締役副社長などを経て２１年エグゼクティブフェロー。１９５５年２月生まれ。
