三宅島スポーツ振興会(井澤幸男理事長)と三宅村は、二輪車によるオフロード競技「WERIDE(ウィライド)三宅島エンデューロレース」を開催した。100人以上の参加者を集めた今回は初参加のライダーが目立ったほか、女性や20歳以下の参加者もみられた。同大会は2000年に発生した噴火災害からの復興を狙いに、07年から実施している。

 レースは11日、活火山「雄山」の山腹に設けたコースで行われた。各選手は太平洋を望む走路に加え、溶岩地帯や急勾配の坂といった悪路に挑んだ。総合優勝は「チャレンジクラス250cc」部門を制した後藤宙選手が獲得。後藤選手は、「3回目の参加でようやく総合優勝できてうれしい」と笑顔を見せていた。

 また、12日には地元の名産品などが並ぶ島市が行われ、選手らでにぎわっていた。