関西地区に本拠を置く上場企業の2023年3月期決算が出揃った。自動車の生産回復や円安などから、39社中20社が増収増益となった。24年3月期見通しについては、半導体不足が解消に向かい、自動車の生産台数が増加することを見越し増収増益を予想する企業が目立つ。一方、今期の想定為替レートは1㌦=130円が中心で円高に転じるとの見方が強く、原材料価格の高騰…