厚生労働省が公表した3月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価変動を加味した「実質賃金」は前年同月比2・9%減となり、12カ月連続で下振れした。給与の支給額自体は上昇が続いているが、急速な物価高騰を受け、使える額が少なくなっている◆実際、普段の生活でも値上がりを実感することが多い。スーパーで以前とほぼ同じ食材を買っているはずなのに、レジに並ぶ数…