日立金属は、2023年1月5日付で指名委員会等設置会社から監査役会設置会社に移行するのに伴って、ショーン・スタック氏が社長執行役員CEO(最高経営責任者)に就任する人事を内定したと発表した。西山光秋会長兼社長兼CEOは同日付けで代表権を持つ会長執行役員となる。

 同社は米国のベインキャピタルなどが中心とするファンドが株式公開買い付け(TOB)を実施して買収、日立グループから外れた。23年1月に社名も「プロテリアル」に変更する。これに伴って監査役会設置会社に移行、トップも交代して、変革と成長を加速するとしている。

 社長CEOに就くスタック氏は、元アレリス・コーポレーションの会長兼CEOで、グローバル企業の経営で豊富な経験を持つとしている。

 〈プロフィル〉ショーン・スタック氏 ノートルダム大学経営学士取得、ABNアムロ銀行、スペシャリティ・フーズなどを経て2004年にアレリスのシニア・ヴァイスプレジデント、06年エグゼクティブ・ヴァイスプレジデント、08年最高財務責任者、15年に社長兼CEOを経て16年から20年まで会長兼CEO。56歳。