鉄鋼業界が強い危機感を持ってカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)対応に取り組んでいる。鉄鋼業界は製造業による二酸化炭素(CO2)排出量の約4割を占めており、国が掲げる2050年カーボンニュートラルを達成する上で重要な鍵を握っているためだ。製造段階で多くのCO2を排出する高炉を持つ国内鉄鋼大手3社は、懸命な自助努力と企業の枠を超えた業界…