ジーテクトは4日、車体プレス部品を製造する工場を岐阜県海津市に新設すると発表した。グローバルな生産技術と品質保証機能を結集して、電気自動車(EV)時代に対応したものづくり体制を整える方針。投資額は約125億円で、2024年10月に竣工する予定。

 新設する工場は「中部工場」で、海津市の駒野工業団地に新設する。グローバルな生産技術と品質保証機能を結集して、高効率な生産と物流システムを構築し、競争力の高いものづくりの実現を目指す。

 新工場で使用する電力は再生可能エネルギーを活用することで、製造工程での二酸化炭素(CO2)排出量の低減を図る。自動車メーカーはサプライヤーに製造工程でのCO2排出量削減を要請しており、こうしたニーズに対応することで事業拡大を図る。

 工場内にはホットスタンプ機や大型トランスファープレス機、ブランキングプレス機を導入、溶接ラインも導入する。敷地面積は約7万2千平方㍍、延べ床面積が約2万平方㍍。同社では、EVシフトを見据え、新工場で高い技術力と生産性の実現を目指す。