ENEOSは、清水製油所跡地(静岡市清水区)に水分解型水素ステーションや太陽光発電設備など、次世代型エネルギーの供給拠点を構築すると発表した。再生可能エネルギー由来の電力とグリーン水素の利活用を推進する。

 約4万2千平方㍍ある清水製油所跡地に太陽光発電設備、大型蓄電池、水電解型水素ステーションなどを設置し、再生可能エネルギー由来の電力とグリーン水素を製造、供給する。2024年4月に周辺施設に電力供給を開始し、24年度中に水素ステーションを開設する。

 再生可能エネルギーによる電力やクリーン水素を使用する新たなモビリティサービスの展開も検討する。事業では、エネルギーマネジメントシステムを活用して設備を最適制御することで、発電した地産の再生可能エネルギーの有効活用を図る。災害などで停電となった際には自立的にエネルギーを供給、地域の防災、減災にも役立てていく。