海外市場での展開を見据え、「カローラ」などで先行する群戦略を採り入れる

国内自動車産業の黎明期、トヨタ自動車は国産車で世界市場に挑もうと、1955年に登場した初代「クラウン」を乗用車で初めて米国へ輸出した。その後もクラウンは中南米、中近東、アジアなどでも販売してきたが、海外で積極的に展開してグローバルカーに発展した「カローラ」シリーズに比べて国内比率が圧倒的に高く、歴代モデルの開発も国内のニーズが最優先された。16代…