「京橋彩区」はアートと文化からなる新しい都市空間で、アーティゾン美術館(左)と、戸田建設の「(仮称)新TODAビル」(2024年竣工予定)が中核

「賽は投げられた」―。創設家三代目は走り出している。美術館建設、財団設立から60年以上が経過。この間、文化、芸術は多様に変化し、美術館の機能、設備も進化していた。この転機に、石橋正二郎の孫である石橋財団6代目理事長の石橋寬は美術館建て替え、名称変更という大きな改革を断行した。「三代続けば末代まで続く」というが、三代目が事業存亡の命運を握ることが多…