車のサブスクリプション(定額利用)サービスなどを手がけるKINTO(小寺信也社長、名古屋市中村区)は、トヨタ自動車の新型電気自動車(EV)「bZ4X」を展示するイベントを羽田空港で開始した。トヨタとKINTOがサービス化に向けて開発中の独自のカラー塗装技術「剥がせるボディカラー」を施工したbZ4Xを初公開している。

 剥がせるボディカラーは、特殊な塗料を挟んでボディーにカラーを塗装する独自技術。高圧で水を噴射することで塗装が剥がれ、元の状態に戻せる。100種類以上のカラーを用意してユーザーの選択肢を増やし、ボディー全体だけなくドアミラーやルーフなど部分的な塗装にも対応する。

 トヨタとKINTOによる自動車購入後のアップデートサービス「KINTOファクトリー」のメニューとして開発中で、年内のサービス化を予定する。

 会場には、剥がせるボディカラーを施工してマット塗装の質感を出したbZ4Xを展示。空港利用者が足を止めて眺めるなど注目度が高かった。 

 5月12日に国内販売を開始するbZ4Xは、個人向けをサブスクサービス「KINTO(キント)」のみで提供する。イベントは5月1日まで。