ログラス 代表取締役 布川友也(ふかわ・ともや)氏

 Loglass(ログラス、布川友也代表取締役、東京都品川区)は、アナログ運用が多いとされる経営管理領域で、データを一元化するサービスを展開する。手元に集めたデータを瞬時に分析し、経営の機動力を高めることができる。
 4月22日にジールス(清水正大代表取締役社長CEO、東京都目黒区)と、日刊自動車新聞社が共催する無料オンラインセミナーでは、布川代表取締役が登壇し、データの分析結果を元に経営の次の一手を素早く見出す手法を紹介する。

 ―サービス概要は
 「当社が提供するサービスは、企業の中に複数存在する経営データの収集・一元管理・分析を行う、次世代型経営管理クラウド『ログラス』。企業ならどこでも使っているマイクロソフト社が提供しているエクセルやグーグルのスプレッドシートのフォーマットで、提出されたデータをすべて自動統合し、予算・見込みの集計作業を極限まで削減する。さらに会計ソフトのデータを直接インポートし、科目別の仕訳を自動で行い、実績データの集計工数を削減できる。アナログ運用が多い、財務や予算などの経営管理をデジタル化することで効率的に作業を行うことができる」

 ―他社サービスとの違いは
 「ソフト同士をつなぐ役割のプログラム『API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)』とスプレッドシートが連携している仕組みになっているのが特長だ。システムに詳しくない人でもエクセルやスプレッドシートを知っていれば誰でも簡単に使用できる」

 ―自動車業界での展開は
 「子会社や社員数が多い企業には、提供できるソリューションとしてプラットフォーム内で組織図を作ることができる。つまり、部署ごとの製造原価や予算管理などが可視化できる。これにより、過去の数値を比較して、各部署で何が不足し、何が余剰しているかが人目で分かる。これは大手の自動車メーカーだけでなく中小のディーラーや整備工場も言えることだ。経営の大小を問わず、経営の効率化を図ることができる」

 ―このサービスを始めたきっかけは
 「私が会社を立ち上げた理由の一つに企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたいと思ったからだ。私自身も以前の会社で経営企画部に所属しており、社内のデジタル化を進めようとしたが、多忙で実現できなかった。こうした中、米国でわれわれが提供しているようなサービスが注目を浴びており、日本でも必ず必要となると思い、起業することを決めた。私の経験から言えば、経営企画はもっと余裕がなければいけない。そのための効率化を図るサービス提供について、4月22日のセミナーで紹介したい」

無料オンラインセミナーへの参加申し込みはこちらから。
https://zeals.co.jp/njd_zeals4_220422