フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は、「フォルクスワーゲン」ブランドの「パサート」にプラグインハイブリッド車(PHV)「パサートGTEヴァリアント」を設定して発売した。半導体不足などの影響を受け、年内の供給台数は約50台。これを超えた受注は、23年以降の出荷になる。

 パワートレーンは排気量1.4㍑のガソリンエンジンに、最高出力85㌔㍗、最大トルク330ニュートン㍍のモーターを組み合わせた。バッテリー容量は先代モデルに比べて30%増の13.0㌔㍗時とし、モーターだけで走れるEV(電気自動車)モードの航続可能距離を57㌔㍍(WLTPモード)に伸ばした。また、最新の運転支援システムを全車標準装備した。

 価格は「ヴァリアント」が634万5千円、「ヴァリアントアドバンス」が683万8千円(消費税込み)。