ルネサスエレクトロニクスは、インドのタタ・エレクシーと、電気自動車(EV)向けシステムを共同開発することで合意したと発表した。協業の成果を、インドをはじめ、グローバルに展開してEVで求められる実用性の高いシステムの提供を目指す。

 両社は協業に向けてインド・バンガロールに次世代イノベーションセンター(NEVIC)を新設した。ルネサスとタタ・エレクシーは、それぞれの専門知識や経験などを持ち寄り、EV向けバッテリーマネジメントシステムやモーターコントロールユニットなど、サブシステムのリファレンスデザインやソリューションを共同開発する。

 世界中の自動車メーカーが開発を本格化しているEVは搭載する半導体が多い。電動二輪車や小型電気モビリティも含めて、高い性能を持ち、カスタマイズ可能で、拡張性のある半導体ソリューションを、自動車メーカーやサプライヤーに提供していく。