国内鋼材価格の上昇局面が続いている。自動車メーカーなど鋼材の大口需要家向けと結ぶ長期契約「ひも付き価格」が改善しており、日本製鉄は2022年3月期における下期での平均価格を上期比2万1千円増の12万7千円と見込む。JFEスチールは第4四半期価格について前期比8千円増を予想する状況だ。鉄鋼メーカー各社はひも付き価格の交渉において、従前から原材料価格…